
四條畷神社(しじょうなわてじんじゃ)は、大阪府四條畷市にある神社。建武中興十五社の一社で、旧社格は別格官幣社である。
南朝の将として戦い、四條畷の戦いで敗死した楠木正行を主祭神としている。父の楠木正成が大楠公(だいなんこう)と呼ばれるのに対して、嫡男の楠木正行は小楠公(しょうなんこう)と呼ばれるが、地元四條畷市民の間で単に「楠公さん」と言えば正行や当社を指す場合が多い。1975年(昭和50年)には「楠公」という町名まで誕生している。
境内やその周辺には桜が多く植えられており、春は多くの花見客でにぎわう。

河内国讃良郡南野村字雁屋に「楠塚」と呼ばれる楠木正行の墓があった。1878年(明治11年)に楠塚は「小楠公御墓所」と改められ、規模も拡大した。
同じ頃、南野村飯盛山の山麓にある住吉平田神社の神職らが中心となり、楠木氏らを祀る神社の創建を願い出た結果、1889年(明治22年)に神社創立と別格官幣社四條畷神社の社号の宣下が勅許され、翌1890年(明治23年)に住吉平田神社の南隣の地に創建した。
当社創建以降、所在地の讃良郡甲可村(南野村ほか6ヶ村合併による)には「四條畷」と付く施設が次第に増え、「四條畷」は甲可村の別称のようになって行った。1932年(昭和7年)に甲可村はついに四條畷村に改称するに至り、これが現市名にまで継承されている。

9月9日 例祭

JR西日本片町線(学研都市線) 四条畷駅から、下記バス停まで約5分、下車直ぐ。
四條畷市コミュニティバス 田原4Aルート「四條畷神社伊勢屋前バス停」(土曜日・休日運行 ただし、年末年始は通過)

所在地
大阪府四條畷市南野2丁目18番1号
主祭神
楠木正行 他24柱
社格等
別格官幣社・別表神社