会長挨拶 of 神仏霊場会公式サイト

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かつて日本人は地震・雷・火事・おやじに恐れを抱いていました。
地震はいうまでもなく、雷は電光を放ち雷鳴を轟かしながら鉄槌を下すかのごとく落ちてくる。
火事は一陣の風が起こって次々と類焼し、営々と築き上げたものがすべて灰となる。
いずれも単なる自然現象ではなく、そのなかに神を見出して恐れ、仏に救いを求めたのです。
おやじは神ではないが、何が起こっても動じない男としての父親が一家のなかにいました。
いまや科学が自然を制し、おやじもかつてのほどの権威はありません。
恐れるもののなくなった人間ほど恐ろしいものはありません。
世相がこれを証明しています。争いの絶えない世界もまた同様といえるでしょう。

私ども百五十の社寺は、かつて日本人が抱いていた神仏をともに敬うという信仰を取り戻し、お互いを慈しみあう心を得て、人心の安寧と世界の平和に共に歩んでいただきたいと、神仏霊場会を立ち上げました。
皆様方も各社寺を巡拝され、祈りの道をたどって新たなご自身を発見なさいませんか。

神仏霊場会会長 森本公誠 東大寺長老

神仏霊場会会長・東大寺長老 森本 公誠